「氣」を作る
先日、氣は人の体をめぐる無形のエネルギー、ということ書かせていただきました。
では、そのエネルギーはどうやって生成されるのでしょうか?
私たちは、まず父母の陰陽の氣が交流することで命が始まります。
この陰陽の氣は、父母からそしてずっと前の先祖から受け継がれている先天の原氣です。それを育み続け生まれます。
生まれてからは、先天の原氣をもとに、食べたり飲んだり呼吸することによって氣を作り出しています。
呼吸で天の氣(陽氣)を受け取り、
飲食で地の氣(陰氣)を受け取り、
私たちの体は営まれています。
飲食はしばらく取れない時間があっても、おなかすいたな、のど乾いたな、と感じ後から補充することができます。
でも呼吸はそうはいかないですよね。
呼吸は、生きていくためには最も大切なことですが、氣を作るという意味でも一瞬も休むことはできません。
息が浅いと十分に天の氣を受け取ることができず、氣を作る量が少なくなります。
氣の量が少ないと、疲れやすく、冷えやすく、免疫力が低下します。
息をたっぷり吸って、おなかを大きく膨らませ天の氣を思いっきり受け取り、四方八方に氣を放ち、いきいきとした毎日を送りましょう。
氣って、テレビで見るハンドパワーを使う人やすごい力を持っている氣功師だけが操るものではなく、もっと身近なものなんです。
有理はりきゅう室ホームページ