膝の裏側の痛みと大殿筋・膝関節筋
膝の痛みには様々な原因があります。
外傷によるもの、
使いすぎによるもの、
姿勢の問題、
などなど。
痛みの場所も様々です。
内側の関節面、
膝蓋骨(お皿)の下、
膝蓋骨の上、
外側、
裏側、
などなど。
私たち鍼灸師は、画像で調べることができないので、徒手でできる検査や関節可動域、痛い箇所の腫れや熱感や圧痛、傷むタイミング、痛みを誘発する動きや姿勢、などから原因を探していきます。
今回は、膝の裏側の痛みの中の一つのパターンをご紹介します。
膝を深く曲げるとき、後ろ側に何かが挟まっているような痛みがあり、いろいろ検査をしても原因がわからない場合があります。
この前までどうもなかったのに痛くなってしまって、その上原因がわからなければ途方にくれます。
そんな時、骨に異常がない、軟骨や内側外側半月にも異常がない場合は、ある特定の筋肉がうまくいっていないことが考えられます。
まず、大殿筋。
この筋肉はおしりのふくらみを形成する大きな筋肉で、脚を後方に引き上げる作用があり、また足を地面に着くときにドシーンといかないようにスウィングのスピードを調整しています。
この大殿筋が固くなっていると上記の作用がうまく機能しないことと、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)の起始部にかぶさっているため、ハムストリングスがうまく使えなくなります。その緊張は、膝裏まで影響します。
もう一つは、膝関節筋。
この筋肉は太ももの前面の一番深いところにあります。
膝関節筋は、膝の関節包を上方に引っ張り上げ、膝屈曲時に関節包が挟み込まれないようにする作用があります。
大殿筋の緊張を取り、膝関節筋が作用するように働きかけると膝裏の痛みが解消されることは大いにあります。
お困りの方は、お氣軽にご相談ください。
お待ちしています。
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