私がはりきゅうをしようと思ったのは②
親元離れた体育科での生活は、想像していたよりハードだった。
毎日ある体育の授業ではかなり苦戦した。
球技は特に苦手で、いろんなボールを何度も顔で受け止めた。
溺れそうになりながら必死に泳いだ。
たくさんの友達が支えてくれた。
体操部はチームワークよく、切磋琢磨して練習に励み、国体にも全日本インカレにも出場することができた。
楽しかったけど、古傷の腰はどんどん痛くなっていった。
不安になり、それから気を紛らすためにたくさん食べた。
当たり前だが、太った。
もっと痛くなった。
とうとう入院し、短大を留年することになり、一度目の同級生を見送った。
復学した私は鍼治療に通いながら、何とか二度目の同級生と卒業することができた。
つづく
有理はりきゅう室ホームページhttp://www.yuriharikyu.com/