晴れのち晴れ 〜有理はりきゅう室ブログ〜

鹿児島市吉野にある小さな治療室。女性一人でやってます。

いよいよ、東洋医学

脈診に驚いた私は、どうしたら鹿児島で東洋医学を学ぶことができるのか、鍼灸学校の先生に尋ねて、基礎から始めました。

膨大な書物を前に立ち尽くしてしまうような、そんな感覚でした。

全くわからなかったはずの東洋医学

少しづつ勉強していくと、思っていたより納得できる、へー、そうなってるんだぁ、と腑に落ちる感じでした。

前は、どうしてあんなに嫌だったんだろう?

ただ一つの答えだけを探し、鬼の首を取ったように見つけた見つけた、これだ!
そういう治療を求めていたのかもしれません。

腰痛の種類はこれだけあって、その種類のそれぞれに分類し、当てはめていく。
以前行ったロサンゼルスの研修で、そういう治療を「クックブック」というんだよ、と教わりました。
直訳してその通り料理本。本をめくって、レシピを探し料理するようなもの。
この病気のツボはどこだっけ?あー、あったあった、185ページのこれね…
人の体はそんなもんじゃないよ、と。
ここは、洋の東西関係なく、言えることです。
ケースバイケース。

さらに東洋医学は、私たちの周りの環境、季節、気候、心の状態まで取り巻くものと体の関係を診ていきます。こうして、東洋医学が寛容でいろんなケースを提示してくれているのを、自分で自分の責任において治療させていただくことによって、体験し続けることとなりました。

脈を診始めて、体の全体を診始めた、やっと東洋医学の治療に一歩進み始めたころ、でした。

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