晴れのち晴れ 〜有理はりきゅう室ブログ〜

鹿児島市吉野にある小さな治療室。女性一人でやってます。

発散の時期、一日一回は汗をかくことの意味。

暑くなりました。

暑い夏に、かき氷、冷ソーメン、ビールがおいしい季節ですよね。

 

暑い中、建物の中に入ると、ひんやりクーラーが氣持ちよくて、「発明してくれた方ありがとう、幸せを感じるわー」というのが口癖の私です。

 

屋外で仕事の皆さまは、こまめに水分ミネラルを補給し、どうか熱中症に注意されて時々休憩を入れつつ夏を乗り切っていただきたいです。

 

屋内での仕事の皆さまは、冷えすぎる冷房にご注意ください。

 

夏は発散の季節。

黄帝内経素問という東洋医学のもっとも古いバイブル書の第二篇にちょっと変わった表現があります。

「人々は少し遅く寝て早く起き、夏の日の長さ暑さを嫌うことなく氣持ちを愉快にすることが大事で怒ってはならない。花が咲きほこるように成長し、愛する所が外にあるかのように体内の陽氣を外に向かって発散することができるようにさせるのである。」

 

愛する所が外にあるかのように・・・

 

この表現、すごくないですか?

 

外に発散、つまり汗をかかないと熱が体の中にこもりやすくなります。

 

熱が体にこもって一番負担がかかるのが、「心」

臓腑の中で一番熱気が多い「心」に負担がかかると、動悸や不整脈が起こり胸が苦しくなったりもします。

また、陽氣が発散しようと体の表面まで来ているのにクーラーがきついところに長くいると、せっかくそこまで来ている汗が出るに出られず、むくみとなって体の表面を覆ってしまうことになります。

 

一日一回はどばーっと汗かきましょう。